
クレジットカードを使うことができる動物病院は約5割
初めて通う動物病院の場合、クレジットカード払いの利用可否について不安になることがあると思います。
昨今のキャッシュレス化の流れもあり、最近では約半数の動物病院でクレジットカード払いを使うことができますが、来院前に動物病院のホームページまたは電話で確認することが確実です。
今回はクレディセゾンでペット事業を担当し、1歳のミニチュアシュナウザーを飼っている筆者が動物病院のカード決済導入率から、クレジットカードを使うメリットなどを詳しく解説いたします。
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クレジットカードを使うことができる動物病院は約5割以上
インターネットで動物病院を紹介している検索サイトの情報をベースに、クレジットカードを使うことができる導入率を調査してみました。
※クレディセゾン(PetdeSAISON担当)調査結果/2022年5月10日現在
代表的な3つの検索サイトを調査したところ、クレジットカードが使える動物病院は約3割であることが分かりました。
しかし、実際にはもっと高い割合でクレジットカードが使えると考えております。
なぜならば、クレディセゾンがクレジットカードを使うことができる端末を導入している動物病院は少なくとも1,500施設以上はあります。国内でVisa加盟店契約会社は2022年5月時点でクレディセゾンを含むと14社あり、クレディセゾン以外の会社も動物病院に対してクレジットカード端末の営業をしているからです。
クレディセゾン以外の13社で契約数が約2,000施設ということはないでしょうから、実際の導入率はもっと高いと考えます。
また、私は動物病院の営業を担当しておりますが、キャッシュレス化の推進や肌感覚でも50%以上の動物病院でクレジットカードを使うことができると感じております。
以上のことから、初めて通う動物病院でクレジットカードを使いたい場合は、事前に動物病院のホームページまたはお電話で確認をしてから通うこと方が確実です。
そして、夜間の救急診療を行う動物病院では支払い方法がクレジットカード払いに限定されていることもありますので、VISA/Master/JCB/AMEXのいずれかのブランドが付いたクレジットカードを最低でも1枚は持っておくことをお勧めいたします。
※にいがた経済新聞「新潟市内初の夜間動物病院が開院(https://www.niikei.jp/4095/)」
動物病院で使うことができるクレジットカードの代表的な6つのブランド
動物病院で使うことができるクレジットカードの代表的なブランドは以下の6つです。
6つの代表的なブランド
VISA / Master / JCB / AMEX / Diners / Discover
この6つのブランドは多くの動物病院が導入をしているSTORES決済(https://coiney.com/)で使うことができるブランドです。
この中でもクレジットカードを持っている多くの人は、VISA/Master/JCB/AMEXブランドが付いたクレジットカードを持っていると思います。
この4つのブランドが付いたクレジットカードを持って行けば、動物病院でクレジットカード払いをすることができると思います。
動物病院でクレジットを使う3つのメリット
クレジットカード払いをすることで安心して動物病院に通うことができること以外に、動物病院でクレジットカードを使う3つのメリットをご紹介いたします。
クレジットカードのポイントで、ペットのためにご褒美を購入することができる
1つ目はクレジットカードを使うことによって、クレジットカード会社のポイントを貯めることができます。そして、貯めたポイントでペットのおやつやおもちゃを買うことができます。
一般的な診療代金は8,000円程度
平成26年に日本獣医師会が全国1,365名の動物病院の獣医師、および3,096名の一般飼い主の回答を元に集計した「1ヶ月に動物病院にかけている概算費用」を調査した結果によると犬(小型犬)の場合は平均8,217円、猫は平均6,991円のようです。
※日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査及び飼育者意識調査 調査結果(平成27年度)」(http://nichiju.lin.gr.jp/small/ryokin_h27/index2.html#page129)
この調査結果からも、状況によっては1年間で10万円近くかかることも想定されます。この場合、貯まるポイントは以下の通りです。
犬(小型犬)の場合
平均8,217円×12ヶ月=98,604円
98,604円×還元率0.5%~1.0%=493~986円分のポイント
500~1,000円分あれば、おやつを買うことができますね。
セゾンカードではおやつからペット用のおもちゃなど様々なアイテムをポイントとクレジットカード払いを併用して購入することができますので、一度、体験してみてください。
https://storee.saisoncard.co.jp/shop/c/c20/
荷物が多くてもお支払いが簡単
2つ目は、動物病院でクレジットカードを使うメリットとして筆者が特に感じていることは窓口で診療代金を支払う際、荷物をたくさん持っている中で紙幣や小銭などを出す手間が省けることです。
なぜならば、動物病院に行く際、お水やエチケット袋やタオル、診療後にはお薬やフードを受け取り、荷物がとても多くなるからです。
筆者も小型犬を飼っておりますが、大体の場合ではキャリーケースとたくさんの荷物を持ち、腕がパンパンの状態でお支払いをしております。
今ではお支払いの前に財布からクレジットカードを取り出して準備をしておくことで、クレジットカードを1枚出すだけで診療代金のお支払いがとても簡単に済ませることができるので、とても助かっております。
現金を落とすリスクを防ぐ
3つ目は動物病院の診療代金は1万円を超えることもあり高額ですが、高額の現金を持ち歩くリスクを防ぐことができることです。
特にペットと一緒にいる時間はペットに注意を払っており、自分の身の回り品に対して注意が散漫になります。
筆者はまだお財布を置き忘れたことなどはありませんが、スマートフォンの置き忘れなどヒヤリとすることが多いです。
高額な現金を持ち歩かなくて良いという面からも、クレジットカードを使うメリットがあると感じております。
クレジットカードが使えない動物病院に通っている場合
クレジットカードを使うことができない動物病院では現金払いをするしかありません。
そのためには、一度にお支払いする現金を抑えるためにもペット保険の「窓口精算」を活用することをお勧めいたします。
「窓口精算」とは動物病院で診療代金を精算する際、システムを通じて保険に加入をしていることを確認されることによって、補償分を差し引いた差額分だけを支払うことができるサービスです。
お支払いは差額分だけになるため、現金も少額となるケースが多くなると考えられます。
◆ 窓口精算可能なペット保険大手3社
アニコム損保
アイペット
ペット&ファミリー
の3社に限られております。対象動物病院も限られておりますので、以下の記事から確認をしてみてください。
※Pet de SAISON「賢いペット保険の選び方!6,400動物病院で使える便利な窓口精算(https://pet.saisoncard.co.jp/news/a2trqs0000000uyw.html)」
高額な診療代金による一時的な家計の負担を軽減させるための対処方法
クレジットカード払いであったとしても、手術・入院などによって診療代金が高額になってしまうと家計に大きな負担が発生してしまいます。
先ほどと同じく平成26年に日本獣医師会が全国1,365名の動物病院の獣医師、および3,096名の一般飼い主の回答を元に集計した「これまでの治療費の最大額」によると全体の平均は58,993円のようです 。
※日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査及び飼育者意識調査 調査結果(平成27年度)」(http://nichiju.lin.gr.jp/small/ryokin_h27/index2.html#page130 )
突然、6万円近い診療代金が発生してしまうと家計にも大きな負担となります。その負担を軽減するための準備と対処方法には以下の方法が考えられます。
クレジットカードのボーナス一括払いを上手に活用する
クレジットカード払いには1回払いやリボ払い、分割払いなどがありますが、筆者は一時的な対処方法としてボーナス一括払いを活用することをお勧めいたします。
なぜならば、リボ払いや分割払いはお支払い回数によって手数料が発生しますが、ボーナス一括払いであれば手数料は発生しないため、ボーナス一括払いのお支払いが来るまでにお支払いをする金額を数か月に分けてコツコツと貯めることができるからです。
これによって、手数料を支払わず、家計の負担を軽減することができます。
また、ボーナス一括払いでお支払いをする金額を全額貯めることができなかった場合、セゾンカードであれば、一部の支払いを行い、残額を後からリボ払いへ変更することも可能です。
このように、ペット保険やクレジットカードなど金融商品を上手に使うことで高額な診療代金による一時的な家計の負担を軽減させることができるのです。
まとめ
今回はクレジットカードを使うことができる動物病院の紹介から、一般的な診療代金や事例を紹介させていただきました。
昨今のキャッシュレス化の推進により、5年前よりも急速にクレジットカードを使うことができる場所や多彩な支払方法が誕生している中で、最近ではクレジットカードによるタッチ決済をすることができるお店も増えてきました。
また、ペットにお金を使うシーンは動物病院だけではなく、オンラインショッピングやホームセンターなど様々なシーンで使うことがありますが、屋外のドッグランではクレジットカードを使うことができない場所もあります。
今後、ペットに関するあらゆるシーンでキャッシュレス化が整うことを願っております。