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迷子猫の命綱!マイクロチップ装着の重要性をお伝えします

猫が迷子になった時のためにマイクロチップを入れようかすでに飼っている猫にマイクロチップを装着する場合費用はどのくらいかかるのだろう?と調べているのではないでしょうか? 

猫へのマイクロチップ装着は数千円〜15,000円ほど費用はかかりますが、猫が迷子になった時の命綱です。

実は迷子になった猫が戻ってくる確率は0%に近いので、万が一に備えてマイクロチップの装着をすることが重要となります。 

1度猫が迷子になってしまったら、簡単に戻ってくるものではありません。

大切な猫が戻ってくる確率を少しでも上げるため、費用がかかってもマイクロチップを装着することが猫と飼い主にとって非常に大切です。実際に筆者の猫が迷子になりかけた経験も踏まえ、マイクロチップの重要さをお伝えしたいと思います。

猫の脱走は頻繁にある!マイクロチップが必要と感じた筆者の飼い猫の体験談

筆者も猫を飼っているのですが今まで2回脱走し迷子になりかけていますので、その経験をお伝えしようと思います。

1回目は、窓を開け網戸の状態にして猫だけを部屋に残し外出した時でした。帰宅しても姿が見えず家中を探し回ったところ、網戸を破って外に出て屋根の上で日向ぼっこをしていたのです!

2回目は 夜遅くに帰宅をした時でした。

玄関の明かりがついておらず真っ暗だったのですが、玄関を開け家に入る際何かが足元を横切った感覚がありました。

すかさず携帯のライトで外を照らすと飼っている猫がこちらをじっと見ているのです。急いで捕獲をし、それ以降は玄関の明かりを常につけています。

このように筆者は猫を約4年間飼っているのですが、2回迷子になりかけています。思わぬタイミングで飼っている猫が迷子になることがあるのです。

やはり迷子になった時のためにマイクロチップの必要性を強く感じました

猫にマイクロチップを装着する時の費用は数千円~15,000円程度!

マイクロチップ自体は無料ですが、埋め込み費用と登録手数料が必要になります。埋め込み費用は動物病院によって違うので、事前に病院に確認しておくとよいでしょう。

登録手数料はオンライン申請では300円、紙申請では1,000円必要となります。

埋め込み費用と登録手数料合わせて数千円~15,000円程度です。

また、下記リンクのように町田市や横浜市など補助金を出している市区町村もあります。気になる方は補助金の有無や条件等ご自身の住んでいる市区町村にぜひ問い合わせてみてください。

マイクロチップの装着が義務化

改正動物愛護管理法が施行され令和4年6月1日以降に新たに飼い主になる場合、ブリーダーやペットショップ等で購入した犬や猫にはマイクロチップが装着されており、新たな飼い主の情報に変更する登録が義務となりました。

また、すでに犬や猫を飼っている飼い主に対してはマイクロチップの装着が努力義務となりました。

<参考>

環境省HP
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/nt_r010619_39.html

マイクロチップとは直径1.4~2mm・長さ8.2~12mm程度の円筒形の電子標識器具

マイクロチップは、直径1.4~2mm・長さ8.2~12mm程度の円筒形の電子標識器具です。

外部は生体適合ガラスで覆われており、内部はⅠC、コ ンデンサ、電極コイルからできています。

それぞれのチップには、世界で唯一の15桁の数字 (ISO規格の個体識別番号)が記録されており、この番号を専用のリーダー(読取器)で読み取ることで登録された飼い主のデータを確認することができます。

ちなみにGPS機能はついていないため、居場所が追跡できるわけではありません。

また、猫の体に負担はないのか心配に思うかもしれません。

ですが、普通の注射の痛みとほぼ変わりなく麻酔も必要ありません。

今までマイクロチップが原因で病気になったり死亡したという報告もありませんので体への負担はあまり心配しなくてもよいでしょう。

痛みに弱かったり興奮しやすい場合は、装着前に動物病院に局所麻酔をしてもらえるか聞いてみましょう。

マイクロチップの5つのメリット

マイクロチップのメリットを下記にまとめました。

  1. 迷子・逃走時に保護された場合、身元確認ができる。
  2. 動物愛護相談センターに保護された場合、殺処分を防げる。
  3. 1度体内に埋め込めば、半永久的に読み取りが可能。
  4. ペット保険会社によっては、割引になる。
  5. 埋め込むマイクロチップによっては読み取るだけで体温計測ができる


    マイクロチップは1度装着するだけで、たくさんのメリットがあります。

迷子になった時に飼い主のもとに戻ってくる確立を上げるだけでなく、保険会社によってはマイクロチップ割引があることもあります。ぜひこれから保険の加入を検討している・すでに加入している方は保険会社に問い合わせてみてください。

また、病院に専用のリーダーがあることが前提となりますが、埋め込むマイクロチップの種類によっては読み取るだけで体温が計測できるものもあります。直腸で計測するよりも猫のストレスを軽減できます。

そしてマイクロチップ装着最大のメリットは、自身の猫が迷子や逃走し保護された場合自身のもとに帰ってくる確率がかなり高くなることです。

しかし猫は散歩等外に出す機会があまりないため、迷子・逃走することなんてほとんどないのでは?と思っているのではないでしょうか。

環境省が公表しているデータによると2020年度に動物愛護相談センター等に引き取られた所有者不明の猫は合計約3万4千匹でした。捨て猫なども含まれてしまっているためすべてが迷子猫ではありませんが、この中にも迷子猫は含まれています。

マイクロチップの3つのデメリット

    • マイクロチップのデータを確認するには専用の機械が必要
    • 登録情報に変更があった場合はその都度変更が必要
    • 動物病院で行うため、猫のストレスになる可能性がある

最大のデメリットとしては専用のリーダーが必要になるため、その機械を所有している施設に保護されない限り読み取りができないことが挙げられます。

また、動物病院に連れていき装着することになるため猫が少し痛みを感じたりストレスになる可能性があります。しかし避妊手術などと一緒に装着してもらえば、避妊手術のための麻酔もしているのでマイクロチップ装着のストレスを回避することができると思います。

デメリットもありますが、1度装着してしまえば外れることもなく猫の体にもほとんど負担がないので、装着するデメリットよりもメリットの方が大きいといえるでしょう。

マイクロチップ装着までの流れ

装着は動物病院等で獣医師又は獣医師の指示のもと愛玩動物看護師が専用の注射器を用いて、首の後ろの皮下に埋め込みます。

装着後きちんと装着できているか専用のリーダーで確認し、装着完了です。

装着後動物病院から「マイクロチップ装着証明書」が発行されます。この証明書は飼い主データを登録する際必ず必要になるので、大切に保管してください。

そして装着が完了したら、30日以内に飼い主データの登録を行います。

飼い主データの登録方法は紙とオンラインの2種類あります。

【紙の場合】

登録書類を病院から受け取り、登録料1,000円を支払います。支払いはコンビニか郵便局でできます。振込手数料はコンビニよりも郵便局の方が高いので、コンビニでのお支払いがおすすめです。

登録料の支払いが完了したら、記入した登録申込用紙と病院から発行されたマイクロチップ装着証明書を指定登録機関の公益社団法人日本獣医師会に送付します。データの登録が完了すると登録証明書がはがきで届きます。

無くさないよう大切に保管してください。

【オンラインの場合】

登録サイト(https://reg.mc.env.go.jp/)にアクセスします。マイクロチップ情報の登録を押し、必要情報を入力しマイクロチップ装着証明書のデータを添付します。カードまたはコード決済にて登録料300円を支払います。登録が完了したらダウンロードおよびメール送信で発行されます。データが消えないよう大切に保管してください。

まとめ

  • マイクロチップ装着費用は数千円~15,000円
  • 家で飼っているからと言って猫が迷子にならないとは限らないから装着すべき
  • 装着も登録も簡単にできる!

家で飼っている猫が迷子になることはあまりないかもしれない。マイクロチップ装着はしなくてもよいのではと思っていませんでしたか?

筆者の経験のように思わぬタイミングで飼っている猫と一生会えなくなってしまうかもしれません。

万が一迷子になってしまったとしても、自分のもとに帰ってくるように、今のうちにマイクロチップ装着をしておきましょう!

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